Joint Commission International (JCI) 認証取得・更新継続支援プログラム

支援体制

私共NPO医療の質・教育国際協力センターは、Patton Healthcare Consulting, Inc. (PHC)と連携しながら、JCI認証取得・更新継続支援プログラムを提供しています


NPO医療の質・教育国際協力センター

 病院がJCI認証取得に関心を持たれ、受審の是非を機関決定される段階までの論点整理に始まり、正式にJCI認証取得を決定されて以降、初回受審・認証取得に至るまでの支援、さらに、JCI認定病院として認証更新をされる段階での支援まで、継続的なサービスを提供いたします

Patton Healthcare Consulting, Inc. (PHC)

 創業者Mr. Pattonは、The Joint Commission(TJC)のExecutive Director(1998-2005年)を歴任。TJC在任中、現在、グローバルに定着している評価方式(患者・システムトレーサー方式2004年導入) 及びHospital分野のStandard(評価基準)策定に関与。その識見と経験を裏付けとするPHCは、認証取得・更新支援に特化したグループです

JCI 概要

 JCIの母体The Joint Commission(TJC)は米国シカゴに本拠地を置き医療機関を第三者の視点で評価する組織である。そのルーツは1917年米国外科学会が病院評価基準を導入した時期に遡り、1951年にTJCの設立母体JCAHが設立された。JCIは、TJCのミッションである患者安全と医療の質向上促進活動を国際的に普及させることを目的に1994年に設立された、世界で唯一の国際的な医療関連施設(病院等)の評価機構である。


JCI認証取得の意義

すべての活動は、JCIのmissionである、

患者安全 (Patient safety)と医療の質向上(Quality improvement)

に照らし適切か、常にこの原理・原則に立ち戻り自ら考え、
患者安全と医療の質向上を継続的に促進する組織風土を醸成すること



JCI 認証評価基準

・全14章(Goal & Chapters)

・基準(Standards)総数:285項目

・測定項目(Measurable Elements)
総数:1,146項目
から成り立っている。



(JCI Accreditation Standards for Hospitals 5th Edition より)


全14章の中で、最重要視されているのが「国際患者安全目標:IPSG(International Patient Safety Goals)」であり、6つの目標からなる:


目標1:Goal 1: Identify Patients Correctly

患者確認

目標2:Goal 2: Improve Effective Communication

効果的コミュニケーション

目標3:Goal 3: Improve the Safety of High-Alert Medications

ハイ・アラート薬の安全

目標4:Goal 4: Ensure Correct-Site, Correct-Procedure Correct-Patient Surgery

正しい部位、手技、患者確認

目標5:Goal 5: Reduce the Risk of Health Care-Associated Infections

感染リスク低減

目標6:Goal 6: Reduce the Risk of Patient Harm Resulting from Falls

転倒 転落リスクの低減


これらは、医療事故・ヒヤリハット(ニアミス)の報告件数が多く、事故を起こすと重篤な結果を招くリスクが高いことから、WHOを含め国際的に患者安全目標として位置づけられている。


JCI 認証判定基準(スコアリング ガイドライン)

評価判定の基本:3段階方式
・小項目(Measurable Elements=ME 測定項目)
・中項目(Standards=基準)
・大項目(Goal=目標 および Chapters=章)
採点は小項目MEに対して行われる:
 Met(適合)=10、Partially Met(部分的に適合)=5、Not Met(不適合)=0

認証決定基準:

・小項目が平均化されたものが中項目の点数となる。各中項目の平均点5点以上
・中項目が平均化されたものが大項目。各大項目の平均点が8点以上
・すべての大項目の合計の平均点が9点以上

認定否認:

・IPSGの小項目 MEが、ひとつでも ”Not Met”になった場合は、その事実のみで審査不合格。いかに、それ以外で認証基準を上回っていても不合格である。それだけ、IPSGは重要視されており、絶対落とすわけにはいかない。


JCI認証評価手法 -認証プロセスの実際-


トレーサー方式

(Tracer methodology)

(1)患者トレーサー

(2)システムトレーサー(*)

施設評価

(Facility tour)

(1)施設関連インタビューと
現場訪問

(*)

薬剤(Medication Management System Tracer)
感染(Infection Prevention and Control System Tracer)
施設(Facility Management and Safety System Tracer)
手術室(Operating Theater Tracer)
中央材料室(Central Sterile Supply Department (CSSD) Tracer
内視鏡(Endoscopy Tracer)

治療・ケアが適切に行われているか、患者(および家族)並びに病院のシステムをトレースする方式で評価し、同時に、その活動を支える施設が十分に運用されていくかを審査する。


トレーサー方式は米国Joint Commissionにより2004年に導入された。1999年に”To Err is Human”(邦訳”人は誰でも間違える”)が発表された。その内容は、病院に入院したために、年間約44,000~98,000人の患者が医療事故を起因として死亡しているとのショッキングなものであり、病院評価のあり方に厳しい批判が巻き起こった。それを契機に評価手法が大きく見直され、structureよりもprocess, outcomeを重視した今日の手法に大転換した。日本医療機能評価機構は、2013年4月に、トレーサー方式を導入している。

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